Kali Linux 1.0.6 日本語版/64bit をインストール [設定編+]

※下記はgnomeのNetWork Managerを使うと勝手に上書きされてします。GUIで使用したい場合は、最初から最後までgnomeの設定パネルを使うべき。


staticとdhcpの2設定を作っておくと便利


初期設定だとeth0がDHCPになっていて、有効な接続が無い場合は付与待ちをするため、ちょっと立ち上がりが遅くてイラ付きます。モバイル端末なら、eth0は常用ネットワークに会わせたスタティック構成にしてしまうと便利です。


下記は例なので御自分の環境に合わせて下さい。
赤い文字が付け加える部分です。

/etc/network/interfaces (設定ファイル)
#--------------------------
# DHCP
#auto eth0
#iface eth0 inet dhcp
#
#static
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.1.222
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.
1
#--------------------------

併せて名前引きの設定も行います。

/etc/resolv.conf (設定ファイル)
#--------------------------
#Google Public DNS
nameserver 8.8.8.8
nameserver 8.8.4.4
#
#local for myLAN

nameserver 192.168.1.1
#--------------------------

LAN接続がある場合は、デスクトップ機からTTssh等でログインすれば小さなキーボードでカタカタやる必要もなくラクチンです。
Kaliはデフォルトでサーバ群は上がっていないので、SSHdが上がるようにします。SSHd起動についてはgnomeから「自動起動するアプリケーション」でも設定出来ますが、こちらはログイン後に上がる仕組みなので、リモート系はrc.localに書いておくほうが使いやすいと思う。

sambaはデフォルトで動いているので何もせずに易々とWindowsネットワークの共有ファルダ等にも入っていけます。最近の無線LANルータには簡易なネットワークドライブがある物もあるので便利に使いこなせるはず、とでも言っておこうw

/etc/init.d/rc.local (設定ファイル)
#--------------------------
/usr/sbin/service ssh start
#--------------------------

の一行を末尾に書き加えます。常時は必要ないなら、使うときにターミナルから
#service ssh start してもよいでしょうけど。

リモートログインする場合は、全てCUIになります。慣れるとこっちのほうがコピペで設定出来たりして簡単ですが、敷居が高いのも事実。
LinuxNewbieな人は最低vi(エディタ)の使い方を覚えておくと良いです。これがホントの基礎の基礎なので。

なお、kaliの場合はシステムというより、全てひっくるめて「ツール」という思想(なんせdefaultアカウントがroot:toor)なので、管理者ゴッコは面倒です。だって、rootの自分しか使わない。それにAO533は可搬端末なので、常識としてbiosで起動ロックを設定しているし。(ホントはHDD暗号化もすべきなんだけど、基本的に端末で重要データは置かないし、なによりパフォ食われるのがイヤw)

いちいち面倒なので、もうgrubからシングル・ユーザーで上げようか、と思っていたら、/etc/gdm3/daemon.confの[daemon]エントリを編集すれば良い事が解り、オートログイン化完了。

AutomaticLoginEnable = true
AutomaticLogin = root

以上2行のコメントアウトを消すだけです。


続く
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