PowerTop 2.0 で省電力 [ Kali linux 64bit日本語版]

Kali Linuxは基本的に野戦主義だと思う。だからラップトップ/ノートでの電池問題は重要です。

AO533はAtom N455 + インテル®NM10express のインテル標準構成なので、インテル謹製のPowerTopが使えます。これは代表的なLinux標準のモニターコマンド、topの消費電力版。PowerTopはモニターだけではなく、システム構成部品やサービスについてprobeし、手軽に省電力設定も行えます。また、その設定を行うコマンドラインもHTMLファイルにまとめて生成してくれるので、シェル・スクリプトなどに引き写して簡単に活用できます。もうラクチンで困る。現在のバージョンは2.0。古い記事だと多少の差異があるので詳細はコチラあたりを見ましょう。

早速、インストール。

# apt-get install powertop

でインストール完了。簡単ですね。ただ、どういう具合か、saved_parameters.powertopファイルの作成についてエラーを吐くので、
#touch /var/cache/powertop/saved_parameters.powertop
しておくと良いです。

上掲の画像(クリックで拡大)ですが、
#powertop --html
で、/var/cache/powertop に生成される(コンソールからだと/rootに、です)htmlファイルのキャプチャ。が、Kali標準ブラウザのIceWeaselではキチンと表示されません。IEで読み込んでください。

PowerTopは電池運用環境であれば消費電力を推測・表示してくれるわけです。昨日の記事での「ノートを畳んだまま運用したい」の結果を見たくて、インストールしたのですが、Fern wifi cracker を稼働させた状態で約10W(lid open)→9W(lid close)の測定値。

あれれ??? もう少し落ちるはず、と測定データを精査したら消えているはずのdisply back lightが稼働している事になっている。案の定、acpiのsteteを見ているようです。だとすると、電池state見ているのかな。これは少し怪しいかもw
ま、1W落ちでも、12V電源のノートでは偉大な数値(VxA=Wなので)なんですが、モヤモヤしているのも事実。(参考までに書くと、ARMなRaspberry Piフル実装が3Wほどの消費電力です)

これは違う測定法を考えないとダメですねぇ。電池端子にテスター、突っ込むかなぁw

サンワサプライ ワットチェッカーplus TAP-TST7
サンワダイレクト ワットメーター付電源タップ 2P 5口 2m 検電器 消費電力計 節電対策 省エネタップ 節電タップ コンセント 700-TP1052DW

なお、AO533クラスでWar drive(ウォー・ドライブ)というか、ノートパソコンを車内運用するなら、
セルスター(CELLSTAR) パワーインバーターミニ(DC12V専用) HG-150/12V
クラスの12V->100Vインバータで充分です。