Kali linux 1.0.6 と、USB無線LAN ( ロジテック LAN-W150NU2AB )

大雪のせいでパーツがバラバラに届く。前輪後輪にチェーン装備のバイクを駆る日本郵便さんの機動力に敵う配達は無いようだ。郵便発送の荷物は予定通りに到着。宅配便のアマゾンは「遅延のお知らせ」を早々に送ってきた。そういうわけでAO533の分解はパーツ待ち。

で、別な用途に使うはずだったUSBタイプのWifiインターフェイスをテスト。USB系だと使用チップが不明な物が多いので厄介。Linuxでも使えるというレビューを参考にしましたが、ダメ(ステマ?)。まるでPlanex……。

↑については、kali linuxでは挿したら即使えるという事は無かったですね。なので依然としてPacket Injectionは出来ない(?)状態です。そういう目的の方は要チェックかな、と。(追記あり)

lsusbして見ると、デバイスは見えていますが、動いていません。経験上、こういうブツはハマり沼ですねw

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動かした!

手元にあるバッファロー製WLI-UC-GのUSBドングルWiFiインターフェイスが、wesside-ngERROR Max retransmitsを吐く。
RT73ドライバーでのKnown Bugsだそうで、”-k 1”オプションで回避してください、との事。たしかにエラーは治まる。

wlanを複数使いたい場合にいちいちオプション付けるのは面倒なので、たぶんすぐに壊れるであろう激しい発熱に呆れつつWin機に挿したまま運用している上記のLAN-W150NU2AB(ロジテック)の、Kali Linuxでの動作環境を作ってみる事にしました。ついでに書いておきますが、Win用の付属ユーティリティ、送信出力コントロールがありません。常に100%です。必要最低限に落とせないものはセキュリティの観点からも感心できませんし、何よりこの異常とも思える発熱を抑える事が出来るはず。ロジテックさん、アップデートして下さい。

さて。Linux。ともかく、rt2800usbドライバー(Ralink RT2870/3070)で動くようだ。

LAN-W150NU2ABを空いてるUSBポートに挿して、
#lsusb すると、
Bus 005 Device 006: ID 0789:0168 Logitec Corp. LAN-W150N/U2 Wireless LAN Adapter
と、IDが取れます。

IDが解ったので、
#modprobe rt2800usb
#echo "0789 0168" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id
します。動作開始。

そうすれば、
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules に

# USB device 0x:0x (rt2800usb)
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="34:95:db:XX:YY:ZZ", ATTR{dev_id}=="0x0", ATTR{type}=="1", KERNEL=="wlan*", NAME="wlanX"

が生成されているはず。

/etc/init.d/rc.local に下記2行を書き加える。

modprobe rt2800usb
/bin/echo "0789 0168" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id

後は挿すだけで認識してくれるようになります。

※なお、この製品、普通に使う分には良いのでしょうが、Fern WiFi crackerでは proximity is low となって packet injection は出来ないようです。
また、TXpowerコントロールも利かず、やはりUSB系ralinkは鬼門という感触。枯れ待ちでしょうか。